他のどこでも観ることができないインディーズ映画やうっかり見逃してしまった過去の名作を中心に上映予定。料金は作品によって都度異なりますが、500〜1500円ほど。座席は全20席。メールフォーム・電話での座席取り置きにも対応しております。
当館にはシアターと隣接する形でバーエリアがございます。多種多様なアルコール・ソフトドリンクを取り揃えております。オススメは映画作品をモチーフにした「映画カクテル」。バーのみのご利用ももちろん大歓迎です。16:00〜19:00はカフェ営業も実施しております。
最近観た映画の話から、単なる仕事の愚痴まで。何を話すのもお客さまの自由です。我々スタッフやお隣のお客さまとはもちろん、上映作品の監督や出演者とも是非是非ご歓談ください。「あそこにいる人、ちょっと気になるな」と思ったらスタッフまでお気軽にお声がけくださいね。
『ひとがたに流れる血』
5/23(Fri)〜25(Sun)19:00〜 ¥1,000
『再演』(2022年)がカナザワ映画祭、パルマ短編映画祭等で評価された間合建介監督による、人形になることを選んだ者たちの複雑怪奇な中編物語。
自殺未遂を起こした三姉妹の末女、瞳子(ひとみこ)の住む家に、長女の一佳(いちか)と次女の理瀬(りぜ)が訪れる。
一佳が瞳子を無理やり実家へ連れ戻そうとする最中、浴槽に瞳子が赤ん坊を出産した痕跡が発見される。
問いただしても何も答えない瞳子に対し、一佳は退行催眠をかけ、過去の記憶を甦らそうとする。
そんななか、理瀬は自分たちが三姉妹ではないことに気づく。
退行催眠が進行するにつれ、徐々に現実の世界は融解していく。
どうやらここは「人形」たちの世界のようだ。
『フリークスの雨傘』『毒蝮寅子が行く!冒険編』
5/30(Fri)19:00〜 5/31(Sat)6/1(Sun)17:00〜 ¥2,000
第2回丹波国際映画祭 最優秀女優賞(阿部真美子)
51歳の佐藤桜子(阿部真美子)は訪問介護サービスで働くワーキングプアの独身女。若い頃に父親が事業で失敗して多額の借金を背負って蒸発。残された幼い妹・梅子(井筒しま)を女手一つで育ててきたため、恋愛や遊びなど、楽しい思い出が一つもないままこの歳になってしまった。それに桜子は容姿がすこぶる悪く、近所の子供たちからも「フランケン女」と呼ばれてバカにされていることから、どうしても他人に対する時に卑屈になってしまうのだった。
そんな桜子だが、訪問先の富豪老人・田村(山下ケイジ)の世話をしているうちに、田村が愛人に産ませた子だというイケメン男子の竜二(恵水流生)と知り合う。ちょっと天然ボケだが、桜子にも優しく接してくれる竜二。桜子は彼に一目ぼれし、介護サービスの同僚でエキセントリックな性格の宮崎絵里(並木塔子)に恋愛指南を受け、色々な美容機器やコスメ・服などを買わされる。
やがて、竜二が300万円の借金を背負い、闇金のヤクザたちに脅されていることが発覚すると、桜子は彼を助けるために夜も熟女キャバクラで働くなどしてお金集めに奔走するが……。
2024年/74分/BD
プロデューサー・監督:山本俊輔
脚本:鈴木愛
☆同時上映☆
『毒蝮寅子が行く!冒険篇』
葛飾・柴又を縄張りにするフーテン娘・毒蝮寅子(橘さり)は、憧れの中学教師・まおたん先生(新田麻緒)とのデートにこぎつけるが、その最中にまおたん先生は突如気を失ってしまう。
その場に現れたイケメン霊能者の間々瀬ショート(間瀬翔太)によると、まおたん先生には呪いがかかっており、その呪いを解くには、童貞しか手にすることのできない物質「チンドラゴラ」が必要だという。
まおたん先生を救うために一念発起した寅子は、手下のガジ子(植竹沙彩香)と共に、チンドラゴラを探す旅に出るが……。
2024年/33分/BD
監督:山本俊輔プロフィール
1975(昭和50)年東京生まれ。作家・映画監督。
テレビコマーシャルの制作スタッフからキャリアをスタートし、その後映画やオリジナルビデオの助監督として活動する傍ら、16ミリフィルムで自主制作した『殺し屋たちの挽歌』(2003年)がアメリカ・ロードアイランド国際ホラー映画祭で観客賞を受賞した他、韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭など海外で好評を得る。
5/30 19:00〜、5/31,6/1 17:00〜
チケット料金:2000円(税込)